
北極星・ポラリスのメッセージです。
地球の長い変化を知り、暮らしを適応させ、自然との共生を考える
気象についてお話ししましょう。
最近、「夏が長くなって秋が短くなった」「暑すぎる」「寒すぎる」「雨が激しすぎる」など、さまざまな声が聞かれます。
それらは、多くの人が実際に感じていることでしょう。
地球温暖化や寒冷化については、すでに日常的な話題となっています。
こうした気象の変化について科学的な分析が行われ、さまざまな対策も提案されています。
しかし、すべてが十分に解明されているわけではありません。
政治的、経済的な意図も絡み合い、原因や対策についての議論は、まだ終わっていないでしょう。
そのような中で、私たちが考えておくとよいことが、少なくとも三つあります。
一つ目は、地球の気象の歴史を知ることです。
私たちは気象について考えるとき、去年との違い、昔との違い、長くても百年ほど前との違いを中心に考えてしまいがちです。
しかし、これは地球という一つの星に起きている変化です。
もう少し長い時間の中で、地球の気象の歴史を見てみてはどうでしょうか。
すると、地球そのものにもバイオリズムがあるかのように、暖かくなっていく時期もあれば、寒くなっていく時期もあり、それを繰り返してきたことがわかります。
なんとなく知っていることかもしれませんが、それを日常の判断にも取り入れておくとよいでしょう。
大きな視点から、「この地域はこれから気温が高くなっていくのかもしれない」「反対に低くなっていくのかもしれない」と考えることも大切です。
そうした視点を持たず、何かが起きるたびに「異常気象だ」と騒ぎすぎて、冷静な判断ができなくなるのはよくないでしょう。
二つ目は、気象の変化に合わせて、生活の仕方を変えることです。
熱中症という言葉は、よく聞くでしょう。
暑い日には、当然、熱中症への対策が必要です。
テレビや新聞、インターネットでこれだけ熱中症対策が伝えられていても、毎年、熱中症で倒れたり、亡くなったりする人がいます。
「長年この地域に住んでいるが、エアコンを使ったことがない」「冷房は身体に悪いから使わない」「電気代がもったいない」「熱中症対策は面倒だ」など、さまざまな理由があるでしょう。
しかし、その地域が昔は涼しくても、今は暑くなっているのであれば、それに合わせた対策をしたほうがよいのです。
気象が明らかに変化しているのであれば、生活の仕方も変えなければなりません。
日中はできるだけ外出を控える。
日傘を使う。
水筒を持ち歩いて、こまめに水分を補給する。
室内でも必要に応じて冷房を使う。
さまざまな対策があります。
どの対策が必要なのかは、気温だけでなく、その人の体質、年齢、体力、生活環境、経済状況などによっても変わるでしょう。
しかし、何もしないのはよくありませんし、自己流だけにこだわることも避けたほうがよいでしょう。
よいと言われている方法はできるだけ取り入れ、知識を得ることです。
よくわからないのであれば、信頼できる人の助言を受け入れることも大切でしょう。
気象の変化に合わせて、私たちの生活も変化させていくのです。
三つ目は、自然を大切にする意識を持つことです。
地球の長い気象の歴史を見れば、暖かくなる時期も寒くなる時期もあったでしょう。
しかし、それとは別に、人類の文明や過度な欲望によって、自然環境が回復できないほど破壊されていることについても考えなければなりません。
人類は昔から木を伐採し、土地を開拓し、自然環境を変えながら文明を築いてきました。
それが必要なこともありましたし、その一方で、人々は自然の恵みに感謝してきました。
そうして自然環境を変化させながら、人類の文明は今日まで発展してきました。
そして、人類の暮らしが豊かになってきたことも事実です。
現代において、電気をまったく使わずに生活したいという人は、それほど多くないでしょう。
携帯電話やインターネット、洗濯機、電灯、ラジオなど、私たちの生活はさまざまな文明の恩恵によって支えられています。
その文明の発展の過程では、何らかの形で自然環境に負荷をかけることもあります。
ある程度は避けられないこともあるでしょう。
文明そのものを否定する必要はありません。
暮らしやすくなることは悪いことではありませんし、人が暮らしやすさを求めることも自然なことです。
しかし、自然が回復できないほど破壊してしまうことは避けなければなりません。
自然には、環境の変化に適応しながら回復し、繁栄していく力があります。
森林にも、海にも、大気にも、そこに暮らす生物にも、そのような力があります。
しかし、科学が発展したことによって、人類は自然界には存在しなかった人工的なものを生み出すようになりました。
そして、それらを十分に処理できないまま、自然界に放置してしまうことがあります。
科学によって新しいものを開発し、暮らしを豊かにすること自体はよいでしょう。
しかし、人間が作り出したものは、最後まで人間が責任をもって処理する必要があります。
自然そのものが処理できないものを放置し続ければ、自然環境が悪化していくのは当然でしょう。
その影響が積み重なれば、地球の気象にも、これまでとは異なる変化が生じる可能性があります。
これはとても大きな話ですから、一人ひとりの生活とはあまり関係がないように思えるかもしれません。
しかし、とても大切なことなのです。
あなた一人にできることは、わずかかもしれません。
それでも、一人ひとりが自然を大切にしよう、地球を大切にしようという意識を持ち、そのような人が少しずつ増えていけば、人類の歴史も、地球の未来も変わっていくでしょう。
自然を大切にする意識を、少しずつでも持っていただきたいと思います。
そして、そのような文化を育てながら、自然と共生する高度な文明を、ともに目指していきたいものです。
── ポラリス

コメント