胆力を鍛える

三番星・フェクダのメッセージです。

心を整え続ける日々の積み重ねが、揺るがない胆力を育て、人生を力強く前へ進める

胆力たんりょく(たんりょく)」という言葉をご存じでしょうか。

東洋では、おへその下3センチほどのところに「丹田たんでん」という霊的な中枢があると考えられています。

そして、そこから生まれる、どっしりとした力強さのことを胆力と言います。

昔から、この胆力を鍛えることは、何事を成し遂げるうえでも大切だと言われてきました。

武術においてもそうです。

戦国武将の戦においてもそうです。

現代では、経営においても同じです。

どんなに思いどおりにいかないことが起きても、どんな困難や妨げがあっても、心が揺れず、一歩一歩、着実に前へ進めるようになるからです。

私は、人生を歩むうえでも、この胆力を鍛えることはとても大切だと思います。

人生は、自分の思いどおりにならないことの方が多いものです。

順調な時期ばかりが続くことは、ほとんどありません。

時には、何をやってもうまくいかない時期もあります。

そんな時こそ、心を乱して自暴自棄になるのではなく、世の中や人を恨むのでもなく、じっと耐えながら、それでも自分にできることを探し、淡々と続けることが大切です。

その力こそが、胆力なのです。

もちろん、この胆力は、すぐに身につくものではありません。

日本では、武士たちは禅の修行を通して胆力を鍛えてきました。

参禅といって、禅寺に通い、暑い日も寒い日も座禅を組み、公案を考えたり、無を目指して修行したりします。

禅には深い意味がありますが、今日お話ししたいのは禅そのものではありません。

なぜ参禅が胆力を鍛えることにつながるのか、その理由です。

それは、心を鍛える修行だからです。

実は、お寺へ行かなくても、胆力は鍛えることができます。

毎日、自分の心を見つめ、心を整えようと努力することです。

心とは何か。

これは難しい問いですが、感情でもよいですし、自分が考えている内容でもよいでしょう。

今、あなたはどんな感情でしょうか。

朝起きてから、どんな感情で過ごしてきたでしょうか。

今、何を考えていますか。

朝から、どのようなことを考えてきたでしょうか。

その感情でよいのでしょうか。

その考え方でよいのでしょうか。

きっと、自分自身が一番よく分かっているはずです。

「この感情ではよくないな。」

「こんな考え方を続けていてはいけないな。」

そう感じることがあるでしょう。

だからこそ、その感情や考え方を少しずつ変えようと努力することが、胆力を鍛えることにつながるのです。

毎日、毎日、少しずつ続けることです。

すぐに変えられなくても構いません。

変えようと努力し続けることが大切なのです。

一日や一週間では大きく変わらなくても、三か月続ければ少しずつ胆力が育ち始めます。

半年続ければ、その力が自分の中に根づいてきたことを実感できるでしょう。

胆力が鍛えられるほど、人生の進むべき道から大きく外れることは少なくなります。

たとえ困難やトラブルが起きても、落ち着いて対処し、再び前へ進めるようになるでしょう。

胆力を鍛える方法は他にもあります。

今日は、その中でも、いつでも、どこでも実践できる方法をご紹介しました。

この話が、胆力について考えるきっかけになれば、私も嬉しく思います。

──フェクダ

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