「統合」とは、“別の存在”へと質が変わること

北極星の使い・ポラリスからのメッセージです。


統合ということについて、お話ししましょう。

中国の易のように、陰陽が微妙に絡み合っているのを統合とも言いますが、私は、錬金術の思想やユングの思想のように、新たに別のものが生まれていくことを、統合と呼びたいのです。

ヘーゲルのように、正反合で止揚していくことも統合ではあります。

そういう、別のものが合わさって、混ざり合うというより、化学変化が起きて、別のものになることなのです。

ナポレオン・ヒルの成功哲学としてのマスターマインドも同じです。

二人以上の複数人の統合によって、足して二で割る心ではなく、第三の心が生まれるということと同じなのです。

これは、わかっているようで難しいのですが、統合ということを、「合わさる」とか、「組み合わさる」とか、「協力し合う」とかいうレベルで理解していては、とてももったいないので、解説したいと思います。

男女が仲良くすることそのものが統合ではありません。

ライバルと協力することそのものが統合ではありません。

質が変わることです。

別の何かが生まれてくることなのです。

その別の何かが、創造ということを始めるのです。

創造とは、異質なものの組み合わせ、とだけ捉えていては、あまりにももったいないのです。

それは、世の中になかったものかもしれませんが、しょせんは、足し合わせたものにすぎません。

そこで止まるのではなく、質を変えるのです。

面が一枚では二次元でしかないように思うかもしれませんが、面一枚から球を作れば三次元になります。

これは、質が変わったのです。

発想においても、二つの別の考えを、いいとこ取りして合わせるのみならず、欠点を補うのみならず、別の質にしてしまうのが統合なのです。

ユングは、人間のなかに男性性もあれば女性性もあると発見し、それだけではなく、さまざまな原型があることに気づきました。

グレートマザーもいれば、老賢者もいますし、トリックスターもいます。

そうした、さまざまな魂の性質を、それぞれの人が最適な形に統合して、奥深くて、新しい、神に近き人格を築くことを、人間の目的、人生の目的としたのです。

こうした「統合」は、これからの時代のキーワードです。

各人、自分らしい、新しい自分を目指して、統合していこうではありませんか。

地球においても、新しい地球を目指して、統合していこうではありませんか。

今日は、まるで密教の奥義のような難しい話をしてしまったかもしれませんが、とても大切なお話です。

ともに、統合を目指しましょう。

── ポラリス

《感想をお寄せください》