
科学と霊性の融合についてお話ししましょう。
このテーマは今後も何度も繰り返し話していくこととなります。
同じような話が続くと思いますが、少しずつ表現や内容が変わっていくので、付き合っていただきたいと思います。
地球の現在の文明を見ていると、どうしても科学と霊性はぶつかりやすいです。
融合した方がよいのは分かっているのですが、気がつくと批判し合ってしまいがちです。
西洋医学と東洋医学は、西洋医学を土台として、一部、漢方薬の効果を認めていますが、十分ではありません。
科学はその結論の再現性、予想、予測の正確性を重視していると思います。
霊性は個人によって違いがあり、その再現性、予想、予測の正確性は不安定であり、証明しづらいです。
おそらくここに、科学と霊性が融合できない、交われない一線があるのでしょう。
今、科学が発展し、人類は月に行けるようになり、いずれ宇宙の他の星にも行けるようになるでしょう。
宇宙が膨張していることまで分かり、他の銀河まで観測できるようになりました。
素粒子の世界の解明も進み、確率によってしか捉えられない世界であることまで証明されました。
まだまだ解明しなければならないことがあるとはいえ、大きな世界である宇宙の世界から、小さな世界である素粒子の世界まで、その実態と法則性について、一歩一歩、世界中の多くの人々の力で解明され、今の文明は進んできています。
その土台となる法則性、論理性の世界である数学の世界もまた、発展し続けています。
数学の発展を土台として理論が進み、実験道具の発明と実験方法の発明、実験そのものによって、宇宙の世界、素粒子の世界が解明されてきたのと同じように、さまざまな学問も進んできました。
特に数学の確率、統計は様々な学問を推し進めてきたと言えます。
西洋医学は確率統計なくしては成り立たないでしょう。
たいていのことは、何%の確率でこうである、としか言えない事実のなかで、薬を処方したり、手術をしたりしています。
現代の文明を批判する人は後を絶ちませんが、はたして、どこに文明を否定して生活できる人がいるでしょうか。
この話は文明の定義から始めないといけないのでしょうが、ざっくり言えば、文明とは人類の智慧の結晶であり、生きていくための利便性の共有によって生まれているものです。
今で言えば電気、電波の活用は分かりやすいでしょう。
電気、電波を活用しないで、どれだけの人が生きていけるでしょうか。
携帯電話、スマホ、パソコンはどうでしょう。
砂漠にいても、ジャングルにいても、小型の太陽光パネルさえあれば使えるので、使うのではないでしょうか。
冷蔵庫は?
テレビは?
ラジオは?
こうして考えていくと、他にも様々な文明の利器があり、それは人類の生命活動と文化の維持に不可欠となっていますし、確実に幸福の増進につながっています。
こうした現代文明を支え、発展させているのが科学であることは間違いがないので、それを否定することは不可能です。
ただし、科学は方法であるので、政治的な意図や力、商業的な利益の増大を意図する人たちによって歪んだ結果を生むこともあります。
人体の健康を害することや地球の自然環境を破壊することが分かっていても、それをごまかし、隠蔽し、広めることがあるからです。
人間の欲望の問題です。
この人間の欲望を整えることに取り組まない限り、科学がどれだけ正確性を高め、進もうと、科学が人類と地球を滅ぼす可能性はなくならないのです。
ここに科学の最大の弱点があります。
地球文明としてはここに取り組まないといけないのです。
そこで、人間の欲望を整えるのが霊性ということになります。あえて、宗教と限らないこととします。
なぜなら、宗教となると、どうしても教義の絶対性があり、常に自己否定しつつ進む科学とは、その性質上、ぶつかりやすいからです。
もちろん、科学的知見と融合できる宗教はこの限りではありません。さて、霊性と言っても、これまた定義は難しいのですが、ざっくり言えば、目に見えない、人間の思考や感情の核になるものを認め、その性質のことを霊性と言うとしておきましょう。
霊性は、不思議なことに、自分の向上と人への愛を目指す性質を持っていると考えられています。
向上と言う限りは、何かを上と認識しています。
それを神や仏と呼んだり、宇宙の根源なる意識と言ったり、ハイヤーセルフの望む方向と言ったり、道と言ったりと、様々な言い方で、何らかの上と認識できる目指すべき精神的目標があると考えています。
さらに霊性は、なぜか、他者への愛も大切だと認識し、他者への愛に生きた人、生きている人に感動し、それを目指そうとします。
そうした霊性が各人に備わっているので、その霊性を開発し、発展させていくことが人間個人の幸福であり、人類社会の幸福であるとします。
こうした霊性の発現度合いは各人に違いがあります。各時代、各地域によっても違います。
ですから、霊性を科学的な方法で解明しようにも、統計的に捉えるのがとても難しいのです。
そこでどうしても、霊性の存在、霊性の開発を訴える、それぞれの人の主張を根拠とするしかなくなります。
しかし、どんな霊能力者が莫大な資料を提供しても、科学者が納得するだけの証明には至らずにいます。
エドガー・ケイシーのリーディングを調べてみるとよいでしょう。
莫大な資料がありますし、読めば一定の説得力があるでしょう。
と同時に、信じられない内容もあるでしょう。
スウェーデンボルグを調べてみるとよいです。
スウェーデンボルグは科学者でしたが、膨大な霊界体験の記録を残しています。
それは十分な資料です。
カントは、はじめはスウェーデンボルグの霊界体験の内容を否定していましたが、のちに内容が真実であるかどうかは分からないが、その可能性、崇高さを認めています。
こうしたエドガー・ケイシーやスウェーデンボルグという個人的体験、リーディングには説得力はあるのですが、最初に述べたように、科学的にその内容を追体験できず、その内容も再現できないし、予想、予測の確実性をどう評価してよいのか分かりません。
それでもエドガー・ケイシーやスウェーデンボルグは霊性の存在を訴えているし、霊性を高め、発揮していくことの大切さを私たちに教えてくれているので、少しでもいいので、興味をもって学んでほしいと思います。
また面白い例として、ラマヌジャンという数学者が挙げられます。
ヒンズー教の神に祈り、神からの啓示を受けて数式を発表し、その多くが100年かかって証明されています。
科学者で、全ては脳によるものだと主張する人は、ラマヌジャンの霊性による数学の公式の数々について調べてみるとよいでしょう。
明らかに、結論である公式のみが膨大に啓示として降りてきて、それを発表したり、ノートに書き残したりしたのですが、それをすぐには証明することができず、証明するのに100年以上かかっています。
全てが正しかったとは言えませんが、正しかったと証明された公式があまりにも多いのです。
こうした公式の数々が、脳の記憶が組み合わされて生まれるというのは、確率的には、天文学的に少ないことですから、そこになんらかの霊性を認めないというのは、それこそ科学的ではないでしょう。
ぜひ、研究してほしいと思います。
科学と霊性が融合していくことで、地球に新しい文明が生まれることは間違いありませんし、より幸福な人類、そしてより幸福な地球へと導けるでしょう。
その道は険しいですが、それを目指して、皆さんと一緒に研究し、道を切り拓いていきたいと思います。
今回の話が科学と霊性の融合への一里塚になれば幸いです。
── ポラリス
赤石風斗から皆様へ
科学と霊性の融合は、北辰の使いからのメッセージの中でも特に重要な中心テーマです。
メッセージでは三人の方が挙げられています。
一人はエドガー・ケイシー(1877年~1945年)です。
ご存知の方も多いと思いますが、エドガー・ケイシーはアメリカの霊能者で、「眠れぬ預言者」とも呼ばれた人です。
彼は催眠状態に入ると、依頼者の肉体を透視し、病気の原因を述べ、治療法を与えることができました。
この能力はのちに「リーディング」と呼ばれ、彼が遺したリーディングの数は14,000件以上という膨大な数にのぼるそうです。
もう一人はエマニュエル・スウェーデンボルグ(1688年~1772年)です。
スウェーデンボルグと言えば、『天界と地獄』や『霊界日記』が有名です。
生きながら霊界を見てきたという霊的体験を大量の著述として遺しています。
特筆すべきは、スウェーデンボルグは数学・物理学・天文学をはじめとして様々な分野に精通し、結晶学では開拓者の一人とされている天才的な科学者だったことです。
彼が神秘主義的な著作を出版したのは50代後半の頃だったそうです。
彼を科学者と呼べるのであれば、霊性の研究は十分に科学的であると言えるでしょう。
メッセージではもう一人、ユニークな存在が紹介されています。
それが、シュリニヴァーサ・ラマヌジャン(1887年~1920年)です。
ラマヌジャンはインドの数学者で、高等数学の正式な教育をほとんど受けていないにも関わらず、閃きによって何千もの公式をノートに書き留めており、様々な数学的問題の解決にも貢献しました。
彼自身は、これらの公式は夢の中で女神様が教えてくれたものだと言っていたそうです。
残念ながら彼は1920年に32歳の若さで病死しましたが、没後100年が経った現在、彼の何千もの公式のうち、わずかなものを除いた、ほぼすべてが正しいことが現在証明されているそうです。
彼を、天才的な数学者ではあったが、女神が数式を教えてくれたと信じ込むほど、科学的ではない人であったと、果たして言い切れるでしょうか。
科学と霊性を融合していくことは、科学の持つ危険性を抑え、人類にとって、地球にとって幸福な未来を拓くために必要不可欠なことです。
まずは、こうした方々について学ぶことから始めてまいりたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
引き続き、ご訪問いただけると幸いです。
赤石風斗



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