
北極星・ポラリスのメッセージです。
科学と潜在意識から考える
心を見つめるということについて話をしましょう。
心は脳の作用だと信じている人が増えてきているようですが、科学はそこまで言い切れるほど心と脳の関係を解明できているわけではないでしょう。
確かに、事故による脳の損傷によって性格や人格が変った、脳の手術によって性格が変わった、脳に起因する認知症によって性格や感情が変ったといった事例はあります。
だからといって、心は脳の作用である、脳のニューロン等によるネットワークによって生み出されるのであるとは言い切れないでしょう。
そもそも心の定義があいまいで、一定のコンセンサスを取れていないのですから、科学的にというのであれば、「そもそも心とは何か」をいう取り組みから始めなければならないはずです。
ここで、心を簡単に定義したいわけではありません。
ただ、心について考える時に考慮してほしいことがあります。
潜在意識の存在です。
潜在意識というものがある、と言われています。
有名なのはフロイトやユングです。
彼ら以前にも潜在意識についての研究はありました。
ただ、フロイトとユングが有名なのは、二人とも医者であり、患者の治療をしながら潜在意識についての心理学を提唱していったというところにあります。
多くの臨床例をもとにそれぞれの仮説を立て、その臨床例を説明し、治療に役立てていました。
心でもわかりにくいのですが、さらにその奥に潜在意識が存在すると仮定することによって、さまざまな心の病を説明し、治療していきました。何千という症例をもとに仮説、検証しているので、これもまた科学的アプローチです。
科学的アプローチですから、改善され、発展していくものです。
その後、ジャームズ・アレンやナポレオン・ヒルなどの影響で成功理論としても有名になりました。
ただし、フロイトの心理学もユングの心理学も共に難解です。
フロイトの性への着目はある意味鋭いですが、性欲ばかりで説明されると抵抗がある人も多いでしょう。
それでも説得力がある面はあります。
ユングの潜在意識の理論はさらに難解ですが、コンプレックスという仮説はわかりやすく、有意義ですし、内なる異性、シャドー、集合的無意識、共時性の理論、コンステレーション(布置)などは、一度は学ぶべき画期的な理論です。
脳に電気を流すことによって欲望が増減したり、感情が変わったりすることはあるでしょう。
ホルモンの影響もあるでしょう。
科学物質によって脳の働きが変わるのも事実でしょう。
しかし、それらもまだ仮説に過ぎないでしょう。
実験し、統計を取って、ある割合の人にそのような作用をしていることがわかったに過ぎず、絶対ではないはずです。
そういう意味では、フロイトやユングが医者として、科学的に膨大な臨床例から導き出した仮説もまた、完全に否定するのは科学的ではないはずです。
それゆえに、これから、心とは何か、意識とは何かを探り、何らかの仮説を立てるのであれば、フロイトやユングの潜在意識についても勉強し、考慮してほしいと思います。
フィールドワークによる仮説もまた、科学であり、学問であるからです。
そうして、みんなで心について、意識について研究し、学んでいくことは、人類の幸福にとって有意義であると思います。
── ポラリス

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