開拓について

前回に続き北斗七星の三番星の使いからのメッセージです。
三番星の理念は「智慧からの開拓」「正義」です。
テーマは「開拓について」です。
三番星の使いからのメッセージ
開拓についてお話ししましょう。
開拓というのは道なき道を拓くということですね。
みんなが不可能だと思ってることを実現することです。
創造と言えば創造ですね。
無から有を生む。
だから開拓は大変です。
それでも開拓ができれば、個人の願いも、社会の願いも、国の願いも、世界の願いも実現していきます。
では開拓するためにはどうすればいいのでしょうか。
第一に、「こうしたい」という強い志がなければ始まりません。
その強い志を維持する。
諦めないことです。
不撓不屈の精神。
これさえあれば、たとえいろいろなことがあったとしても開拓は進むものです。
ではどうやったらその強い志、不撓不屈の精神を持てるかというのが鍵になります。
これが難しいと思います。
もともとそうした強い志や不撓不屈の精神を持っているタイプの人はいいのですが、そうでないタイプはどうしたらいいのか。
諦めるというのも一つです。
私は一人では何もできないと。
諦めるのはつらいことですが、一人でできないのであれば、他の人を支援しようと思うことですね。
他の人で強い志を持っている人がいて、その志に共感できるなら、その人を応援することにすればいいのではないでしょうか。
そういう生き方もあります。
それも開拓なのです。
それでは満足できないという人はどうするか。
それは 強い志を持った人と交流することです。
他の人の情熱に共感することで、あなた自身にもそういう情熱が出てくるようになります。
強い志が生まれてきます。
仏陀も言っていましたね 「友を選べ」と。 ※注
誰と付き合うか誰と交流するかは、人生を良いほうにも悪いほうにも変えるものです。
開拓という、あなたの人生をあなたの願い通りにしていくためには、あなたと関わる人を選ぶことです。
これは人生の秘訣です。
自分には強い志がないと思っている人は、まずはこの二つのどちらかから始めるとよいと思います。
開拓というのはそこから始まります。
※赤石注:『相応部経典』や『雑阿含経』に、弟子のアーナンダが釈尊に「大徳よ、私どもが善き友、善き仲間を有するということは、これは、聖なる修行のすでにはなばを成就せるにひとしいと思うが、いかがであろうか」と尋ねると、釈尊が「アーナンダよ、善き友、善き仲間を有するということは、これは聖なる修行のなかばではなくして、そのすべてであるのである」と答えたとある。(参考:増谷文雄『阿含経典による仏教の根本聖典』大宝輪閣 2024年5月)
赤石風斗から皆様へ
開拓とは、道なき道を切り拓くことですから大変な行為です。
しかし開拓という創造行為によって個人や社会、国や世界の願いが実現していきますから、ロマンもあり、重要なことでもあります。
メッセージではそうした開拓を実現する力、言ってみれば開拓力を身に付けたり強化したりするためのポイントが語られています。
まず 「私はこうしたい!」という強い志があること、そしてそれを維持できること。
いわゆる不撓不屈の精神ですが、なるほどそうした精神があれば開拓が進むでしょう。
もともとそうした精神をお持ちの方もいらっしゃいますが、そうではない場合はどうすればいいか。
その場合の道は二つ。
一つはあきらめるということ。
これは開拓とは関係のない人生を甘受せよと言っているようにも受け止められますが、開拓には他の人を支援するという道もあると示されているのだと思います。
自分一人の力でできる開拓もあれば、一人ではできない開拓もあると思います。
その志が大きければ大きいほど、一人の力で実現することは難しくなるでしょう。
大きな夢を実現するには協力者が必要です。
自分が主役ではなく、強い志を持つ人の協力者となって開拓していく。
主役でないと書きましたが、その人の志に共感できたのであれば、すでにその志は自分の志にもなっているわけですから、結局は自分もまた開拓者となるのだと思います。
もう一つ、どうしても自分の志を実現したい場合は、強い志を持った人と交流することだと語られています。
鉄を磁石にくっつけたり、こすりつけたりすると磁力を帯びるように、情熱を持つ人と交流することで、自分自身にもそうした情熱が出てくるようになると言います。
釈尊が「善き友、善き仲間を有するということは、これは聖なる修行のなかばではなくして、そのすべてであるのである」と説かれたということですから、これはとても重要な真理なのだと思います。
まずはこの二つのどちらかから始めることが勧められています。
開拓はそこから「始まる」ということですから、現時点で一旦は自分の志をあきらめて他の人の協力者となったとしても、またその先の展開があるということでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
引き続き、ご訪問いただけると幸いです。
赤石風斗
《感想》