
今回の一番星の使い・ドゥーべのメッセージは「宇宙の三つの力と道」です。
1. 宇宙の三つの力
宇宙の力についてお話ししましょう。
宇宙がどのように始まったのかを考えてみると、その本質が少し見えてくるかもしれません。
宇宙の始まりは「無」でした。
ただし、この「無」という言葉はとても難しく、理解しにくいものです。
目に見えるものが何もない、という意味でもありませんし、完全に何も存在しない、という意味でもありません。
何かがあるとも言い切れず、ないとも言い切れない、あるようでなく、ないようである状態、それが「無」なのです。
現代の物理学で言えば、ダークマターやダークエネルギーに近い概念だと言えるでしょう。
ダークマターは光では観測できない物質であり、ダークエネルギーはまだ仮説段階のエネルギーですが、何となくイメージできるのではないでしょうか。
昔はこのような話を科学的に説明できなかったため、さまざまな比喩を用いて語られてきましたが、現代では科学の発展によって、少し説明しやすくなってきました。
では、ダークマターの力とは何でしょうか。
それは、光を反射せず、光に作用しないという性質からもわかるように、「すべてを受け入れる力」、つまり受容の力です。
このダークマターが存在しているからこそ、私たちはこの宇宙に存在することができているのです。
もう一つのダークエネルギーの力は、一言で言えば「広がる力」です。
自分をより大きくしようとする力です。
これは、宇宙に働く引力以上に本質的な力であり、私たちは引力と、この外へ外へと広がろうとするダークエネルギーとのバランスの中で、なお広がり続けています。
そして三つ目の要素が引力です。
引力は、結びつける力であり、引き寄せる力でもあります。
宇宙には、この三つの力が同時に働いています。
だからこそ、人間はこの三つの力に逆らって生きるべきではないのです。
これこそが、現代における「無為自然」の生き方だと言えるでしょう。
2. 道に生きる
この三つの力に自然であることが大切です。
まず一つ目は、人生で起こるすべてのことを受け入れることです。
あなたの肉体に起きることも、人生に起きることも、すべてを受け入れましょう。
反発せず、愚痴や不平不満を言わず、ただ静かに受け入れていくのです。
二つ目は、何事においても「より」を目指すことです。
より高く、より大きく、より深く、より善く、より美しく…
「より」を目指すことです。
これは他人との比較ではありません。
過去の自分との比較です。
その程度にもスピードにも、決まりはありません。
あなた自身のペースで構いません。
そのうえで、少しでも「より」を目指して生きていくことが大切です。
三つ目は、結びつくことです。
いつまでも争い続けるのではなく、手を取り合い、絆を結び、さまざまな人とつながっていきましょう。
それを愛と呼んでも、調和と呼んでも構いません。
引き合い、結び合うことが大切です。
このように宇宙の力に素直になり、自然体で生きるとき、人も動物も植物も、どのような存在であっても、幸せになれるのです。
これが、「道に生きる」ということなのです。
── ドゥーべ
※赤石注
道(タオ、Tao):老子の思想に代表される道教の根幹をなす概念。万物を生み出し支配する宇宙の根源的な法則や原理。また、自然(宇宙)と一体になる生き方や道理も意味する。言葉で定義しきれない「無」や「ありのままの道」を尊ぶ。



《感想をお寄せください》