M0011 人間関係の調和

今回は北斗七星の二番星の使いからのメッセージです。

二番星の理念は「調和」「運命を書き換える力」です。
テーマは「人間関係の調和」です。


人間関係で悩んでいる方はとても多いことでしょう。

仕事を辞めたくなる理由も人間関係であることが多いですし、夫婦関係においても親子関係においても、ギクシャクするのは人間関係が調和できないことが多いですね。

その意味で、調和の心を得ることは現代人にとってとても大切なことかもしれません。

調和といっても、なれあいではありません。

相手が堕落していくのをみすみす見逃すのが調和ではありません。

嫌な気分になりたくないからと黙っているのも調和ではありません。

相手が不快な顔をするのを見るのが嫌だからと、何もしないのが調和ではありません。

調和とは自分の心を整えて、穏やかな心にすることです。

そして相手の心を穏やかにすることです。

まずあなた自身の心を穏やかにすることから始めましょう。

身の回りの人たち、縁のある人たち、あなたの環境に、感謝してみませんか。

ありがたいなと思ってみませんか。

全ての人に感謝できなくてもいいのです。

身の回りにいる人のなかで、あなたの縁のある人たちのなかで、一人は、あなたが感謝できる人がいるのではないでしょうか。

きっといるはずです。

あなたのために、あなたの幸せのために、あなたを支えてくれている人、助けてくれている人、あなたのために祈ってくれている人がいるはずです。

その方からあなたに注がれる愛に、優しさに、あらためて感謝を捧げてみませんか。

今どうしても思いつかないのでしたら、あなたの過去の人生で そうした方はいませんでしたか。

きっといるはずです。

そうした方に感謝を捧げてみませんか。

ありがとうございますと手を合わせてみませんか。

その時、あなたの心に調和が訪れます。

そしてその調和の心で、今あなたを悩ませている人の、その心を見つめてみてください。

その人の心が少し想像できてきませんか。

その人もまた、あなたのように苦しんでいませんか。

悩んでいませんか。

孤独のなかでさびしがっていませんか。

将来に不安がっていませんか。

過去の傷を引きずっていませんか。

どうでしょうか。

少し 感じられましたでしょうか。

その心が人間関係を調和させる魔法の薬となります。

ほんの少しずつでも一緒に調和の心を広げていきませんか。

気づいた人から始めるしかないのです。

あなたに穏やかな光が降り注ぎますように祈っています。

会社での人間関係や学校での人間関係、家族関係など、一人でどこかに閉じこもらない限り、人との関わりを持たずに生きるのは難しいことです。

そうした人間関係で悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

その意味で人間関係の調和は重要なテーマであると思います。

このメッセージのポイントは、人間関係の調和は心の調和を得ることだというところだと思います。

波風を立てなくないから相手に合わせたり距離を取ったりするということが調和ではないとあります。
なぜならそうしていても心が穏やかになることはないからです。

相手に合わせたり距離を取ったりすればいいのであれば、誰も人間関係で悩んだりはしないかもしれません。

メッセージでは、調和とは自分の心を整えて穏やかな心にすること、そして相手の心を穏やかにすることだと語られています。

不調和な状態、悩んでいる状態というのは、心が乱れたり沈んだりしている状態ですから、自分の心が穏やかで安らいだ状態になれば、すでに悩みの状態を脱していると言えるかもしれません。

ではどうやったら心を穏やかにすることができるでしょうか。

メッセージでは感謝が挙げられています。

全ての人に感謝できなくても、誰か一人、感謝できる人を思い浮かべる。
今、身の回りに思いつく人がいなければ、過去の人生を振り返ってみる。
そしてその人の愛や優しさを思い出しながら、ありがとうございますと手を合わせ感謝を捧げる。

するとたったこれだけのことですが、心に調和が訪れます。
不思議なことですが、それまでの苦しい気持ちが薄らいで穏やかな心になっていきます。

感謝の心と悩み苦しむ心は一つの心に同居できないのかもしれません。

難しいのは ─ 私にとっては難しいことでしたが ─ 感謝できるかどうかだと思います。

私自身は、若い頃にはなかなか感謝の心を実感できず、感謝するとはこういうことだと分かったのはそれなりに人生経験を積んでからでした。 
その理由は、私の場合、自分のことしか考えていなかったからでした。

自分のことばかり考えていると、あれも欲しいこれも欲しい、あれも足りないこれも足りないと、感謝の心とは正反対の心境で生きることになります。
穏やかな心にはなれず、 不幸感覚のようなものがいつもありました。

自分のことだけではなく、他の人のことを考えてみる。
それもできるだけ自分のこととして受け止めようと努力する。

そしているうちに、気がつくと少しずつ自分のことを考える時間が減っていきました。
足りないものだけではなく、与えられているものにも気づくようになっていきました。

これは基本編かもしれません。

メッセージでは、自分を悩ませている人の心を見つめることを勧められています。
自分を悩ませている人が対象ですから、これは応用編でしょう。

まずは自分の心をある程度、落ち着いた状態にする。
そのうえで相手の心を想像してみる。
すると、相手も同じ人間として悩み苦しんでいることが見えてくる。
過去の傷を引きずり、孤独を感じ、未来に不安を感じているのが見えてくる。

このように相手もまた悩み苦しんでいると知ると、その人へのネガティブな感情が薄らいでいきます。
すぐに消えることもあれば、時間をかけてゆっくりと薄らいでいくこともあります。

そしてどこかで自分の中に穏やかな心が生まれます。
状況としては何も変わっていないかもしませんが、自分の心が調和されたなら、その人間関係は悩みや苦しみではなくなるはずです。

これが人間関係を調和させる「魔法の薬」です。

私たちだけではなく、周りの人たちもきっと何かしらの人間関係で悩んでいると思います。
是非、一緒にこの「魔法の薬」を広げていきましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

引き続き、ご訪問いただけると幸いです。

赤石風斗

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