M0015 信念を持とう

今回は 北斗七星の五番星の使いからのメッセージです。

五番星の理念は「信念」「純粋さ」です。
テーマは「信念を持とう」です。


「信念の魔術」という言葉があるように、信念さえあれば何事も成就するとは、よく言われることです。

ずっと一つのことを思い続け貫き続ければ、成就することは多いことでしょう。

しかし人生においてどれだけ信念と呼べるものを持っていると言える人がいるでしょうか。

人生には大波もあれば小波もあります。

会社の上司の言うことを聞いて信念を捨てることもあります。
家族のために信念を捨てることもあります。

いや、そもそも状況に応じて生きるために何でもしてきたので、これといった信念なんて持ったことはないという人の方が多いかもしれません。
自分の人生を振り返った時に自分の人生に信念なんて持ったことはないという人も多いかもしれません。

もしそうであるならば、今から信念を持ちましょう。

ポリシーでもいいです。
あなたのこだわりでもいいです。
あなたの、これだけは譲れないという一線でもいいです。

そうした信念がない人生は、クラゲのように海を漂っています。

波任せの人生は楽なのかもしれませんが、人生の終わりを迎える時 そう 死が近づいてきた時、ふと、私の人生はなんだったんだろうと虚しくなるのではないでしょうか。

『論語』に 「一をもってこれを貫く」という言葉があります。

孔子の弟子が孔子に質問した内容です。
主旨としては、弟子が孔子にその信念を聞いたと言ってもよいでしょう。

さて、あなたが将来、 人生の終わりに際して、身近な人から「あなたの人生において一をもってこれを貫いていたものはなんですか?」と聞かれたら、なんと答えたいですか?

あなたの人生は何で貫かれていたと答えたいですか?

きっと、貫くというほどのものはないという方が多いかもしれません。

でも、貫きたかった、もしくはこだわっていたと言えるものなら、何かあるかもしれませんし そうした何かを持つことはあなたの人生を、生き抜いて良かったと言えるものに変える秘訣なのです。

私であれば、愛深き人になりたいと目指すことが私の信念です。

できているか、できていないかと言われれば、できていないでしょう。
でも、そうありたいと願い続けています。

この思いで貫いています。
それが私であり、私のアイデンティティです。

そうした信念を、あなたにも持っていただきたいのです。

それがあなたがあなたらしく生きること、あなたがあなた自身に誇りを持てるようになること、あなたがあなたを好きになる方法だからです。

きっとあなたは幸せになります。

私はそれを祈っています。

突然「あなたの信念は何ですか?」と聞かれたら、どう答えられますか?

私なら「え? 突然言われても……」と、言葉につまってしまいます。

自分では信念がないとは思っていないのですが、とっさに言葉にすることができないというのが正直なところです。

全く信念を持たず、ただただ周囲の人や環境に合わせて生きているという人は少ないでしょうし、流されて生きているだけという人も少ないでしょう。

しかし四番星の使いのように、自分の信念は「愛深き人になりたいと目指すこと」と言い切ることができる人はどれくらいいらっしゃるでしょうか。

私は即答できる、という方は素晴らしいと思います。

でも即答できる自信がない方は、この機会に一緒に信念について考えてみませんか。

信念というと難しく感じるのであれば、ポリシーでもこだわりでも、これだけは譲れないという一線でもいいと語られています。

人生の終わりを迎える時に「あなたはどんな信念を持って生きてきましたか?」と問われたら、どのように答えたいですか?

まず自分の信念、ポリシー、こだわりを明確にする。
そしてそれを思い続け、貫いて生きること。
そうすれば、その信念は成就する。

これが、人生を、生き抜いてよかったと言えるものに変える秘訣であると語られています。

ここにも『論語』の 「一をもってこれを貫く」という言葉が出てきました。
『論語』里仁第四 15にある「が道は一以いつもっこれを貫く」という孔子の言葉です。

実際には信念を明確にしても、それをずっと貫いていくのは難しいことだと思います。
会社のために、あるいは家族のために妥協したり、時には信念を捨てることさえもあるかもしれません。

それでもいいと語られています。

「できているか、できていないかと言われれば、できていないでしょう。
でも、そうありたいと願い続けています。
この思いで貫いています。
それが私であり、私のアイデンティティです」と。

外面的には信念を曲げたように見えたり、信念を捨てたように見えたりすることもあるかもしれません。
もしかしたら自分自身もそう思ってしまうことがあるかもしれません。

たとえそうしたことがあったとしても、「そうありたい」という願いだけは持ち続けようとすること、貫こうとすることが大切なのだと思います。

それによって私たちは、
自分らしく生きることができ、
自分に誇りを持つことができ、
自分を好きになることができ、
幸せになることができる。

メッセージではそのように語られています。

共に信念を持ち、貫く生き方を目指してまいりましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

引き続き、ご訪問いただけると幸いです。

赤石風斗

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