
今回の一番星の使い・ドゥーべのメッセージは「水に学ぶ生き方 〜力を抜いて生きる〜」です。
1. 水に学ぶ
今回は、水から学んでみましょう。
古来、「上善如水」と言われ、人間の生き方として最もよいのは、水のような生き方であると伝えられてきました。
とても有名な言葉です。
それほど、水という存在は、私たち人間にとって大きな見本となるものなのです。
では、水の特徴について考えてみましょう。
まず、水は相手に合わせて形を変えます。そこには我がありません。
丸い器に入れれば丸くなり、四角い器に入れれば四角くなります。
縦横無尽に相手に合わせて、自分の形を自然に変えるのです。
これは本当にすごいことです。
ただし、これは他人の言うことを何でも聞くという意味ではありませんし、人の目を気にして生きるということでもありません。
そうではなく、「まずは環境に馴染みなさい」という教えです。
あなたが置かれた環境が変わったなら、まずはその環境に馴染むようにしてみましょう。
それだけのことなのです。
次に、水は高いところから低いところへ流れます。
重力に逆らうことはありません。
これは、「世の中はどうしようもない」という意味ではなく、「徳」について語っているのです。こ
こは勘違いしてはいけません。
誰かに良い影響を与えたい、たとえば大切なことを伝えたいのであれば、あなた自身が徳の高い人である必要があります。
徳の高さがなければ、人を感化することはできないのです。
徳とは何でしょうか。
「陰徳」という言葉があるように、人が見ていないところで人のためになることを行い、それを他人に伝えないことです。
そうした行いを積み重ねることで、徳は自然と高まっていきます。
それは、高きところにある水が低きに流れるようなものです。
徳を積み重ねることを目指すことは、人間にとって非常に大切なことだと思います。
また、水には浄化する力があります。
私たちは水で手を洗いますし、清らかな川の水はさまざまなものを浄化してくれます。
もちろん、汚れた水ではいけませんが、この浄化の力は、私たち人間にはなかなか持てないものです。
だからこそ、水を尊敬し、尊ぶ気持ちを持つことが大切なのです。
水を尊敬し、その清らかな力で、自分の心も魂も清らかにしてもらうと願うことが大切です。
水には、物を清めるだけでなく、人の心や魂を浄化する力があるからです。
あなたがそれに気づき、水に感謝し、尊敬し、清めてほしいという意識を持ちながら、手を洗ったり、口をすすいだり、シャワーを浴びたり、水やお湯に浸かったりすると、あなたに浄化の作用が働きます。
水はあなたの意識を受け取り、その意識に応えてくれる存在だからです。
多くの人から尊敬されている滝や川、湖などは、それ相応の霊力を持つようになります。
時にはそうした場所を訪れ、自分自身を清める時間を持つとよいでしょう。
水からはまだまだたくさん学ぶことができますが、今回はこの三つをお伝えしました。
自然とは、そこから何を学ぶかが大切なのです。
自然はあなたの人生の教師です。
学ぼうとする姿勢があれば、自然はいくらでも教えてくれるのです。
2. 力を抜く
ここで、「力を抜く」ということについてもお話ししましょう。
現代社会では、人間関係でも仕事でも、求められるレベルが高かったり、求められることが多かったり知らず知らずのうちに肩に力が入ってしまいがちです。
本当はとても疲れているのに、明るく振る舞わなければならなかったり、元気を出して頑張り続けなければならなかったりする方も多いのではないでしょうか。
それ自体は、とても立派なことだと思います。
不機嫌なまま過ごしたり、投げやりになるより、よほど素晴らしい姿勢です。
ただ心配なのは、常に肩に力が入った状態では、エネルギーの消耗が激しく、心身ともに疲れ切ってしまうのではないかという点です。
だからこそ、現代を生きる多くの方には、「肩の力を抜くこと」を意識的に取り入れてほしいのです。
完璧主義や八割主義という言葉がありますが、六割くらいで十分だと思っているくらいが、ちょうどよいのかもしれません。
実際、あなたはそこまで頑張らなくてもよいのかもしれません。
人の目を気にして無理をしているのかもしれませんが、もしあなたが大きな病気になったとき、その人があなたの人生を支えてくれるとは限りません。
少し肩をほぐし、首を回し、深呼吸をしてみましょう。
そして、あなたらしく、できるだけ自然体で生きてみてはいかがでしょうか。
流れる川の水のように、無為自然に、縦横無尽に生きていく。
そのほうが、あなたの活力は内側から自然とあふれてくるように思います。
少しだけ、そんなことを意識してみてください。
── ドゥーべ
※赤石注
上善如水:道教の始祖、老子(生没年不詳)の思想。最高の善は水のようであるとの意。水は万物に恩恵を与えながら、争わず、誰もが嫌う低い場所へと流れる。他者と競わず、状況に応じて形を変える柔軟さと謙虚さこそが理想の生き方だとする教え。



《感想をお寄せください》