
今回の一番星の使い・ドゥーべのメッセージは「自然からのメッセージを受け取ろう」です。
季節を味わおう
人生を潤わせ、彩りを与える季節の過ごし方についてお話ししましょう。
国や地域によって違いはありますが、一年を通してまったく同じ気候や気温ということは、めったにありません。
何らかの変化があるものです。
ほとんどが夏のような国でも寒い季節はありますし、ほとんどが冬のような国でも暖かい季節はあるでしょう。
たとえ一日だけであっても、です。
この季節の変化をどう捉えるかによって、人生の彩りは大きく変わってきます。
一年中、暑くも寒くもなく、ちょうどよい気温と気候の国や地域があれば、まるで天国のように感じるかもしれませんが、何年も住んでいると、かえって味わいがなくなってしまうかもしれません。
四季のある日本を例に考えてみましょう。
季節に対する基本的な考え方は、どの季節も楽しむことです。
暑い夏は「冬が懐かしい」と思いながら過ごしたり、寒い冬には「早く夏にならないか」と思い続けたりするのは、とてももったいないことです。
春はなんとなく嬉しい季節ですが、花粉症の方にとってはつらく感じられることもあります。
秋は涼しくなって過ごしやすい反面、物悲しくなりすぎてしまうこともあるでしょう。
また、毎日が忙しすぎて季節など気にしていられず、暑くても寒くても黙って対策をして過ごすしかない、という状態も、どこかせわしなく感じられます。
人生には潤いと彩りがあったほうがよいのです。
そのためにお金は必要ありません。
季節を味わえばよいのです。
暑い夏が来たら、熱中症対策をしながら、「この夏をどう楽しもうか」と考えてみましょう。
寒い冬が来たら、防寒対策をしながら、「この冬をどう楽しもうか」と考えます。
春が来たら花粉症対策をしつつ春を楽しみ、秋が来たら寒暖差に気をつけながら秋を楽しむのです。
春は生命が芽吹く喜びに満ちています。
夏は生命のエネルギーが溢れています。
秋は実りの季節で、感謝の気持ちが湧いてきます。
冬は地下で力を蓄える時期であり、忍耐の季節でもあり、身が引き締まります。
どの季節にも、生命の生き様を感じることができます。
どの季節も本当に素晴らしいのです。
「すごい」「素晴らしい」と感じながら、どの季節もじっくり味わってみてはいかがでしょうか。
雨が降る日も、曇りの日も、風の日も、雪の日も、嵐の日や吹雪の日も、生きるための対策は必要ですが、それだけで終わってしまうのはもったいないことです。
その自然現象の中から、崇高なものを感じたり、学んだり、味わったりすることもできるはずです。
また、その季節ならではの花や樹々を愛でたり、旬の食べ物をいただく喜びを忘れてしまうのも、もったいないことです。
日本には茶道があり、一年を二十四の季節に分け、それぞれを大切にし、敬い、味わう精神があります。
そのような心はとても大切だと思います。
季節の変化を敬い、味わい、楽しむこと。
それは感謝に満ちた、潤いと彩りのある時間を過ごすことにつながるのではないでしょうか。
私はそう思います。
あなたの住んでいる国や地域にも、きっと季節があるでしょう。
気候の変化があるでしょう。
日々是好日です。
毎日毎日が、あなたにとって潤いのある、彩られた一日です。
そうした一日にできるかどうかは、あなたの心がけ一つです。
毎日、生きることで大変かもしれませんが、自然を味わってみてはいかがでしょうか。
ほら、今からでも、ぜひ味わってみてください。
── ドゥーべ
※赤石注
日々是好日: 「好日」とは単なる良い日ではなく、何が起きても二度とない一日として受け入れ、積極的に生きる境地を指す。中国の雲門文偃禅師の言葉に由来し、『碧巌録』などにも記されている。



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